ひとてま×NPO法人制度 ~ひとてまはNPO法人を目指しています~

NPO法人とはNon Profit Organization(ノン・プロフィット・オーガニゼーション=非営利組織)の略であり、営利有線で社会貢献する組織に対し、必ずしも営利優先ではなく、国の定めた社会的課題の解決を優先する法人組織(企業含む)を指します。

営利型組織くん◆営利型組織の特徴

<営利型社会貢献の考え方=サービス提供優先の社会貢献

◇現代社会は個人かお互いに必要とするサービスを提供し合う事で成り立っている

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◇必要とされるサービスを提供する事で対価を得、その対価で組織やサービスを強化する(組織やサービスを維持する為、営利(対価)優先になる)

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◆安定したサービスを提供する事で社会に貢献

◇提供するサービスに一定以上のクオリティを求めるため、参加者を限定し精鋭部隊を作る

◆メリット

◇明確な対価を得るため組織力を維持しやすく安定したサービスを提供出来る

◆デメリット

◇組織参入のハードルが高い

◇安定したサービス提供を優先した人員配置のため、1人1人のモチベーションに差が出る場合がある

非営利型組織くん●非営利型組織の特徴

<非営利型社会貢献の考え方=課題解決優先の社会貢献

○社会には解決すべき課題がたくさんあり、仕事やボランティアで取り組めるものもある

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○営利型組織が提供するサービスだけではまかない切れない社会の課題を解決する事により、寄付などを含めた労働対価を得て組織や解決力を強化する

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●難しい社会的課題解決を請け負う事で社会に貢献

○課題解決に参加したい人なら誰でも参加出来る

●メリット

○「社会的課題解決」を最優先とする個人の集まりであるため、人員配置に矛盾が少なく組織のモチベーション維持がしやすい

●デメリット

○明確な労働対価を設定しづらく収益が不安定なため、組織力が安定しにくい

 

ひとてまの考えるNPO法人制度を活用した「課題解決優先型営利法人」の形

<ひとてまの考えるNPO法人制度のメリット>

NPO法人制度を「企業の一つの有り方」として考えた場合、その有り方を適用すると下記のようなメリットがあると考えています。

★資金が個人のものではなく全て法人のものになる。⇒営利型に比べ資金の管理目的が明快かつシンプル

◆営利型組織…資金は株主や責任者のみで管理

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●NPO法人…資金は組織のものであり、代表者が代わっても組織の資金として繰り越される

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★経営理念がブレにくい(社員の理念統一が入社時からはかりやすい)⇒社員教育の軸もブレない

◆営利型組織…営利型組織 収益・成長・貢献を繰り返すために各部署で目的を細分化、精鋭化する

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●NPO法人…最優先される目的は常に1つであり、その活動を維持するための収益確保方法は選ばない

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★社会的弱者も組織に参入しやすい(障害者、長時間勤務困難者、高齢者など)

◆営利型組織…安定した社会貢献提供を優先するため、精鋭化・実力主義を目指す事が多い

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●NPO法人…社会貢献最優先のため、利益が生まれにくい活動内容になる事もあるが、社会的弱者も参加しやすい

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★誰でも組織への出入りが自由
⇒性別、年齢、社会的立場、国籍など全方面に広がりと奥行きのあるコミュニティが出来る

◆営利型組織…精鋭化されているため組織構成員の専門性が尊ばれやすく、雇用・解雇の機会や人数が絞られる

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●NPO法人…誰でも参加・離脱が可能なため、精鋭化は難しいが、組織構成員に多様性が生まれやすい

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★雇用側、従業員側とも常にメンバーに合ったキメ細やかな仕事分担を求められ、且つ互いに教え合う関係に置かれるため、コミュニケーション経験豊かな人材が育つ

◆営利型組織…各部署内で専門家された仕事内容を新入社員に引き継ぐ

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●NPO法人…構成員の力のバランスにバラつきが出やすいため、お互い補い合いながら教え合い助け合う

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★情報を自由にシェアし、持ち出す事が出来る⇒囲い込み型のビジネス(特許など)が成り立ちにくいため、誰でも参入・応用出来る。公益性の高い「ビジネスアイデアの生産」自体を経営主旨に据えやすい

◆営利型組織…競合する他組織に対抗するために、組織内の情報を囲い込む(秘密にする)傾向が強く、組織維持のためのビジネスアイデアが生まれやすい

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●NPO法人…公益性優先で活動するため、「公益性を維持するためのビジネスアイデア」が生まれやすい

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★営利型に比べビジネス情報のシェアがしやすく他者、他組織の連携・展開が望める

◆営利型組織…社内情報、利益維持の為の機密情報を保護する目的などから情報が閉ざされやすい

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●NPO法人…経営内容の報告義務や公益性のPRの目的などから透明性が高い場合が多く、他組織との連携が容易

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★どの土地でも応用出来るビジネスアイデアが生まれれば、非営利組織運営責任者として独立出来る人材を大量に生み出す可能性も期待出来る

◆営利型組織…本組織→子組織へと広がり、組織の特性によっては営業地域が限定される事がある

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●NPO法人…組織内の教育スキル、ビジネス手法などを情報公開・共有する事が可能であり、人材も出入り自由な為、各地に展開しやすい

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「営利法人×非営利法人」経営資金を寄付に頼らない
「イイトコ取り法人」を目指して

NPOの収入源は、主に下記の6種類から成り立っています。
★委託事業収入  ★寄付金  ★自主事業収入  ★会費  ★補助金  ★助成金

NPO法人制度の本来のメリットは
「自主事業収入以外の収入が課税されない」という税優遇制度にあります。

「公益性の高い事業をしているから、寄付金や会費には税金をかけないよ」という制度です。
けれどひとてまはそこではなく、NPOの金銭面、事業内容の透明性、
また、法的な縛りの中で生まれるコミュニケーション優先のオープンビジネスアイデア、
そのアイデアを生み出す人材を育てる環境を、
役員だけでなく全員で作っていきやすい、という点に魅力があると考えています。

ひとてまは「営利型」「非営利型」という区分が無くなり、
社会全体に両社イイトコ取りの高公益法人が増える事を目指して
社会の課題解決にチャレンジしていきます。

ひとてまイメージ図